モンテッソーリ教育
あなたの足跡: 英語版ホームページ   日本語版ホームページ 訳された内容 インクルージョン実践と相性の良い10の幼児教育アプローチ モンテッソーリ教育

マリア・モンテッソーリ博士は、子供たちの実際の観察を通して、ある特定のスキル獲得に対して特に敏感になるいくつかの感覚的段階を通って子供たちが発達していく事を見出しました。博士は、子供たちが自分の持てる五感を自然に使い、またそういった能力の完成を望む傾向が強い2歳から6歳の間に五感を育てることが大事であると強調しました。 そしてそういった考えに基づき、モンテッソーリで子供たちが使用する教材は、次のような様々な感覚を用いて学べるようにデザインされています。

  • 視覚
  • 触覚
  • 聴覚
  • 感情
  • 動き

モンテッソーリアプローチが子供たちのために用意する環境は、子供たち一人一人が、個別かつ自発的な活動を通して、それぞれのもつニーズを満たす事を可能にします。子供たち自身の感受性が、自らの選択を導く事が出来る環境。また子供たちが、何らかの技能を習得すると同時に集中力と自己決定の力をも養えるように、科学的根拠の元に選ばれた教材が用いられます。モンテッソーリ教育は、受動的ではなく能動的なプロセスです。子供たちを教育するのは子供たち自身、そんな教育と言えるでしょう。

モンテッソーリ教育では、子どもの「ワーク」に必要な教材を教師が準備し、そして子供たちに、小さいグループあるいは1対1の“レッスン”としてその教材の扱い方を示します。ひとたび“レッスン”が教師より与えられた教材については、子供たちは己のもつニーズに従い、好きなワークを好きな回数だけ繰り返し選んで取組む事ができます。

モンテッソーリの教室は、子供たちとその親たちの両者を魅了します。大抵の場合教室内は明るく、暖かく迎え入れるような雰囲気で、植物・動物・アート・音楽・本などに満たされています。教室内は、通常、刺激的な教材に満たされた5つのエリアに分かれています。5つのエリアとは、日常生活エリア・知覚発育エリア・算数エリア・言語エリア・文化のエリア、の5つです。各エリアに準備された教材たちは子供たちの興味をそそるようなものであり、また、ワークの過程に誤りがあった場合それと分かりやすい構造(「コントロール・オブ・エラー」と呼ばれる。)になっており、子供たちが誤りを否定的に捉えたり恥ずかしいと思う必要のない環境の中で、誤りの発見→問題解決→達成感という関わりを通して自己に対する自信を積み重ねる事に繋がっていきます。

モンテッソーリの教室は、通常3つの年齢層を含む異年齢混合クラスとして組分けがされます。そしてこの環境は、年少の子供たちが、年長のお友達というお手本に日常的に触れる事、加えて、年長の子供たちがリーダーとしての責任を担う事でさらに輝き一回り大きくなる事を可能とします。子供たちは、同じクラスで共に学ぶだけではなく、お互いから学んでいくのです。

モンテッソーリアプローチは、“子供たちは実際の体験や、何かを自ら調べ発見するという過程の中から最も効果的に学習する”というモンテッソーリの観察に基づいているため、教科毎に決められた時間ブロックで一日を分ける方式をとりません。その代わりに、それぞれの子どもたちの様子に合わせて、適切なタイミングで教師がそれぞれの子供たちに個人あるいは小グループでのレッスンを示していきます。また、異なる年齢の子供たちが同じ教室の中で過ごす事で、子供たち同士の協力や助け合いが自然と促されます。更に、選択や行動そしてコミュニケーションについて子供たちに与えられた自由が子供たちの 自己統制力を高め、また同じワークを好きなだけ繰り返すことのできるという自由が、モンテッソーリが“唯一の教育の真の礎”と呼んだ子供たちの 集中力を養ってくれます。



【参考資料】

モンテッソーリアプローチを用いた園


関連ウェブサイト:


あなたの足跡: 英語版ホームページ   日本語版ホームページ 訳された内容 インクルージョン実践と相性の良い10の幼児教育アプローチ モンテッソーリ教育

コピーライト©2002, University of Kansas, Circle of Inclusion Project.
このウェブサイトに掲載されている情報、資料等の非営利的使用および複製について、断りがない限り許可を申請する必要はありません(写真は除く)。どうぞご自由にお使いください。当サイトの内容を引用の際は、引用元(カンサス大学、サークル・オブ・インクルージョンプロジェクト)の呈示をお願いいたします。

みなさんのコメントや質問等、どしどしこちらまでおよせください。 mahomaho@cogeco.ca