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リサの母親からの手紙
この学校は、お金がうまく活用され、わたしたち家族だけでなくこの門をくぐる全ての人たちにとって大きな利益がもたらされている大変良い例だと思います。この学校に通い始めてから、コミュニケーションに対する意欲が育ち、適切で社会的な行動を身につけていくリサの姿を目の当たりにしてきました。健常のお友達と毎日触れ合えること、そしてそのお友達がリサのことを、環境に工夫さえ用意されれば、他の皆と同じように学ぶ事のできる「普通」の子どもであると受け入れてくれていること、そんな環境が、”何かに挑戦し成し遂げる”という意欲をリサの中に少しずつ植え付けてくれました。この学校での教育が、障がいをもつ人たちを地域で迎え入れていくという姿勢を次世代の子供達に教え、ひいては子供達の将来にも影響を及ぼしているということは、本当に絶大で、意味深いことだと思います。この学校での大きな成長と成功をバネに、これからの人生リサは常に”ベスト”を目指していくと思いますし、わたし達家族をそれをできる限り応援していくつもりです。
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- 意欲と学習の促進
インクルーシブな環境での教育のポジティブな効果は、障がいを持つ子供達にとっても持たない子供達にとっても目覚ましいものがあることが多く示されている(Guralnick, 1990; McLean & Hainline, 1990; Odom & McEvoyo, 1988; Strain, 1990)。インクルーシブな教育環境は、障がい児用に分離された特別な環境よりも、より幅の広い経験を提供する。障がいをもつ子供達は、周りのお友達のモデルやお手本を見ることからも学習が促進されるし、特にコミュニケーションや友だち関係の成立において困難のある子どもの場合、積極的に関わりを開始したりあるいは関わりに応えたりできるお友達の存在によって、友だちとの関わりに対する意欲が促されたりもする。また、障がいを持たない子供達も、誰かのお手本になったりお友達のお手伝いをする機会が提供されることで、自分達のもつ能力をさらに向上する事ができる。またこういった機会は、子供達の自尊心を育み、学校や責任ということに対する態度を向上させ、さらには学問的な面においてもポジティブな効果をもたらすことが知られている。
- 学習した行動の般化の促進
障がいをもつ子どもの場合、新しく学習した行動を学習した時とは異なる環境(ex.違う人、違う場面、違う時間)でも用いられるようになること(般化)がしばしば問題になる。普通のクラスというのは、伝統的な障がい児用のクラスよりも、新しく学習した行動を用いる機会も、その行動を強化するようなそれに引き続いて起こる周囲の反応やできごとも、幅広い場面で且つ、より自然なタイミングで提供されるかもしれない。普通のクラスの中には、ある行動を新しく教えたり、またその行動をくり返し練習するようなチャンスが豊富に存在するものである。また、クラスの中の周りのお友達は、様々に「先生」としてさらに学習を促進し、獲得した行動の般化を促す役割を果たすかもしれない。
- 社会性発達の促進
通常の障がい児用のクラスでは、少数のお友達、しかも何かしらの障がいをやはりもつお友達のみとの相互交渉の機会しか得られない。それに比べて、たくさんの子供達ー平均して年齢相応の発達レベルにあるーがいる通常のクラスの中では、より多くの友だちとの関わりあいの機会と、更なる社会スキルの発達を促す学習の機会が提供される。インクルーシブな環境で生活する子供達は、自分のために座る場所をとっておいてくれる友だちや、土曜日の午後に遊びに誘ってくれるお友達、あるいはお誕生会に招待してくれるようなお友達がいる。このような特別な友だち関係は、分離した障がい児用のクラスでは築くことはできない。インクルーシブな環境では、全ての子どもたちが、互いがそれぞれにもつ違いを尊重する事を学ぶ。そして、幼稚園・保育園に通うような小さい子供達は、幅広い能力をもつ大人や子どもと知りあい、仲良くなり、尊重するということにおいて、非常に大切な準備・スタートの時期にあることを強調しておくべきであろう。
参考文献:Thompson, B., Wickham, D., Wegner, J., Ault, M., Shanks, P., & Reinertson, B. (1993). Handbook for the inclusion o young children with severe disabilities. Lawrence, KS: Learner Managed Designs, Inc.
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コピーライト©2002, University of Kansas, Circle of Inclusion Project.
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